Nyachu(ニャチュ)デザイナーが語るNyachuのものづくり
Nyachuが描き出す、子どもたちのための自由な世界
— Designer
「Nyachu(ニャチュ)」というブランド名は、我が家で娘を呼ぶときのニックネームから生まれました。
最初から特別な意味を持たせようとしたわけではなく、日々の暮らしの中で、気づけば家族の会話にすっかり馴染んでいた言葉です。
その響きがどこか柔らかくて、親しみやすくて。娘自身も、自分の本当の名前のように気に入って使っています。
ブランド名を考えるとき、さまざまな案を検討しました。けれど最終的に残ったのは、自然体な空気の中で使われている、この飾らない家族の呼び名でした。
気取らず、まっすぐで、どこか遊び心のある音。それが「Nyachu」という名前に込めた私の原点です。
■ 子どもの持つ「魔法」を引き出す服
ブランドを立ち上げるにあたり、私の中にはひとつの強い想いがありました。
それは「もっと自由で、大胆に、アイデア溢れるプリント柄だけの子供服をつくりたい」ということです。
大人のファッションではよく「柄に負ける」という表現を使いますが、子どもは違います。
彼らは、どんなに派手で大胆な柄であっても、自分の個性や元気さ、可愛らしさといったプラスのエネルギーに幾らでも変えてしまう魔法を持っています。
自身がまとった柄をも、自分の生きるエネルギーに変えてしまう。私は、そんな子どもたちの持つ無限のパワーを信じています。
だからこそ、子どもたちには「感性を育む鮮やかな色彩」に包まれてほしい。
Nyachuの服が持つ多色使いや大胆な構図が、そのまま彼らの自由なエネルギーの源になってほしいとこだわりました。
■ 服が「新しい物語」の入り口になるように
たとえば、新作の『Summer birds』。
この柄には、夏の楽しい遊び場を身に描きながら飛び回る鳥たちが描かれています。
プールの水しぶき、海辺の風、遊園地の賑わい……夏のモチーフが描かれたカードを持ちながら羽ばたく鳥たちは、わくわくするバカンスをみんなに運んできてくれる存在としてデザインしました。
「どの鳥さんの遊び場にいこうかな?」
「鳥さんが持っているカードは、そこのチケットかな?」
服を眺めながら、そんな親子の会話が弾む。
子どもたちの瑞々しい発見が、また次の新しい物語へと繋がっていく。
ただ着るだけでなく、この一着が彼らの自由な想像の世界をどこまでも広げていくきっかけになれたら、作り手としてこれほど嬉しいことはありません。
■ 毎日に、ひときわ明るい彩りを
子どもたちは、大人が思う以上に世界をよく観察し、面白いものを見つける天才です。
そんな彼らの瑞々しい感性に負けないくらい、どの角度から見ても新しい発見があるような、アイデア溢れるプリントをこれからも追求していきたいと思っています。
「Nyachu」の服を着ることで、子どもたちの毎日がひときわ明るく、エネルギッシュに彩られること。それが、私のいちばんの願いです。



